2009年度のeufoniusTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

60.7 1 2009年度のeufoniusアニメランキング1位
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
919人が棚に入れました
月の輝く夜、孤児院の屋根で二人は出会った。比類なき強き精霊--コーティカルテ・アパ・ラグランジェスと孤独な少年--フォロン。
「お前を私だけのものにしたい。お前の描き出す魂の形を私だけのものに。--ダメか?」
精霊が口にしたのは契約の言葉。絆を結ぶための神聖な儀式。だが、それは少年にとって一夜の夢のようなできごとだった。
そして、時は流れ、あるできごとをきっかけに絆が再び動き出す。

声優・キャラクター
神谷浩史、戸松遥、水樹奈々、佐藤利奈、川澄綾子、小西克幸、速水奨、野中藍、生天目仁美、浅沼晋太郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

出会えて良かった・・・そう思えた作品でした^^;

物語の舞台は、人間と精霊が共存する世界・・・
人は神曲と呼ばれる音楽を奏で、精霊はその神曲を糧として奇跡を起こすことができる・・・

この作品は、神曲楽士である主人公・・・タタラ・フォロンと彼と契約した精霊であるヒロイン・・・コーティカルテ・アパ・ラグランジェスが出会い、音楽を通して成長していく様が描かれています。

前作は神曲奏界ポリフォニカですが、このクリムゾンSは前作より少し時間が遡って・・・フォロンの学生時代のお話になっています。


前作同様、とても素直な作品という印象を受けました。

人と精霊は「神曲」で繋がっていて・・・そして「神曲」は神曲楽士の描いた魂の形・・・お互いを思い合えば思い合うほどお互いを結ぶ絆となり、より深くなっていく・・・
大切な人との繋がりは、こうありたいものです・・・^^;

「大切な人の事をもっとよく知りたい」・・・ごく普通の欲求だと思います。でもその欲求は現在のみならず、過去にまで発展していくこともあると思います。でも、中には知って欲しくない・・・知られたくない過去もあると思います。なぜそう思うのか・・・そして、過去を知られるよりもっと怖いものがある・・・ということをこの作品は教えてくれます。

1クールの作品なので、あっという間にエンディングを迎えてしまいましたが、設定がしっかりしているのでとても見応えのある作品だと思います。

あまり認知度の高い作品ではないようですが、私はしっかり堪能させて貰いました。そして、出会えて良かった・・・そう思えた作品でした^^;

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

一期とは少しずつ変わっています。

キネティックノベルを中心とするのを

原作とする神曲奏界ポリフォニカシリーズの

第二期である。

一期より以前の話、学生時代の話を持ってきた

作品です。キャラの設定等が一期と若干変更されて

いるため、微妙に異なった結末を迎えている。

一期は一話もしくは二話で完結する構成だったが

二期は伏線を張りながら、ひとつの大きな

話として描かれていました。

私は一期よりは二期の方がいいと思いました。

一期は少々ワンパターンに近いところがあったが

二期は一つの話の上に、盛り上がりを複数そして

後半に大きくなるように持ってきていたので

途中で見るのを止めることができないくらい

だったからです。(実際に全話ぶっ通しで

見てしまいました。)

話に引き込まれるいいものだと思います。

それにOPもわりといい曲で良かったと思います。

あとは、精霊に力の強いのが増えて、

バトルに迫力があって、そのバトルも

主人公だけでなく、周りの学友や教師も

しっかり描かれていて良かったと思います。

それでいて、心のつながりも大事にする

ところも良かったように思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

バトルアニメです。キーワードは「精霊」と「音楽」

「ぬあぁにぃーーー!」(関係ないです。書いて
みたかっただけ、スルーしてください。)


自分の奏でる音楽(ピアノ、バイオリン、ギター等)
によって精霊を呼び出せるという異能者と
それによって現れる精霊たちを中心にストーリー
が展開されます。

シリアス要素が強いですが、ちょっと笑いもあります。

物語の核はその異能者の一部がテロ集団となり、世界
をリセットしようとするのに対して、主人公とその
契約精霊(とその仲間)と戦うことになります。

主人公、全く毒がないですがそれなりに生い立ちが
わかります。
対してその契約精霊もしかり。1クールなのにその辺は
よく説明が行き届いていたと思います。

感想
ストーリー展開も良かったし、音楽も良かったし、
最後の締めは、、、満点です。

レビュー少ないし評価も分かれてるようですが、
私はこのような作品、大好きです!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

56.8 2 2009年度のeufoniusアニメランキング2位
空を見上げる少女の瞳に映る世界(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (106)
668人が棚に入れました
『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』の制作で知られる京都アニメーションが、オリジナル企画を立ち上げ、制作・販売を行う『京アニプロジェクト』の第1弾アニメ。 主人公の少女ユメミには、特別な力があった。それは、空に浮かんでいる不思議な島々が見えること。しかし、友人たちは誰一人としてその島を見ることはできなかった。そんなある日、突然、赤い髪をした少年がユメミの前に現れる。彼の名前はムント。彼は、ユメミが見ていた天上世界の一国、魔導国から来たという。バランスを崩しつつある“天上界”と“地上界”の危機を救うには、ユメミの力が必要だというムント。あまりの突然のことにユメミは戸惑うが、世界の危機を救うべく立ち上がるのだった。

声優・キャラクター
相沢舞、小野大輔、堀川千華、今野宏美、高橋伸也、水原薫、平松広和、井上喜久子、内田彩、稲田徹、若本規夫、白石稔、田中涼子、松元惠、土谷麻貴、斎藤楓子、遠藤広之

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

初のオリジナルは、京アニさんの原点を感じる作品でした。

京アニさんはAIR、Kanon、CLANNADなどKey原作のゲーム作品の制作を経て、この作品…初のオリジナル作品に辿り着きました。

木上益治さんの監督2作目でもあるこの作品は、2009年の冬アニメとして放送されたそうです。
私が本格的にアニメの視聴を始める3年も前の作品…今から10年も前の作品であるにも関わらず、あまり10年のギャップが感じられないんです。

勿論、今の京アニさんの技術やクオリティと比較するつもりはありません。
機材やコンピューターも進歩していますし、何よりこれまで地道に培ってきた努力と技術の厚みが違いますから…

それに…演出もきっと今と10年前では天地ほどの差があるのでしょうから、キャラの服装などには若干の古さは感じるものの違和感のあるレベルではありません。

何より、純粋にアニメーションとして作品を捉えてみると、京アニの原点を感じさせる作品と言えると思います。
最初に気付いたのは何気ない日常の1シーン…具体的にどんなシーンだったかは定かではありませんが、道端に咲いている花や草木にハッと息を呑みました。
ありふれる「生」の躍動が描かれているヴァイオレト・エヴァーガーデンの1シーン…
風になびく植物たちの動きが、この作品の1シーンとオーバーラップしたからです。

それに髪の毛や洋服が風になびく様だってみんなバラバラですし、視線を引いたカットにおける周囲の人の動きなどにも余念がありません。

勿論、京アニさんの歩んできた10年間の歳月があるので全く同じという訳ではありません。
私が言いたかったのは、こういう日常の1シーンに「京アニさんらしさ」という刷り込みが10年前から行われていたこと…これって凄いことだと思うんです。

だから、ユーフォやヴァイオレットちゃんのクオリティが鬼懸かっているのは、ある意味当然なんだと思います。
だって、こういう努力や研鑽を積み重ねてきた結果なんですから…


他の人とは違う空が見える中学生ユメミのもとに、天上世界の魔道王を名乗るムントという男が現れ、2つの世界を救えと言われる。


あらすじとしては、少し雑な気もしますがwiki先生のあらすじを引用させて頂きました。
京アニさんの公式HPにもこの作品のストーリーは記載されているのですが、ネタバレ要素が含まれているので…

これまでの実績からか、オリジナル作品ですがSEなどに多少のゲームっぽさが感じられたり、企画に八田陽子さんのお名前があったりと、今とは異なる面が見受けられますが、これら全てを京アニさんの歴史と額面通り受け取ってよいんだと思います。

何度もハッと息を呑む作品…とは、きっとこういう作品の事を言うんだと思います。
やっぱり木上益治さんは物凄い方なんですね。
この作品で木上さんは監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテ・演出・OP絵コンテ・OP演出を担当されたそうです。
木上さんの魂の込められた作品と言っても過言では無いと思います。

オープニングテーマは、eufoniusさんの「アネモイ」
エンディングテーマは、Ceuiさんの「光と闇と時の果て」と「心の翼」

1クール全9話の物語でした。
確かに今の京アニさんの作風とは少し違いますし、思い切りファンタジー寄りの作品も最近の京アニさんの作品ではあまりお目にかかれないです。
でも京アニさんを知る上で、絶対に視聴の欠かせない作品だと思いました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 19

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

キャラに萌えられて泣ければいい…という京アニの原点ではあります。

 ついにdアニで配信開始して見られました。オリジナルは2003年以降のOVAで、その後TV化されたらしいですね。京アニ作品なので見たかったものです。

 壮大な過去、舞台設定のわりに話はこじんまりしています。要するにヒロインが世界を救う気になればいい話です。少女に2つの世界の未来がかかっているみたいな世界系の要素に見えますが、世界を救うと失われるものがない気がしますので、厳密には世界系ではないです。それぞれのキャラの行動原理がパーソナルすぎて思想も感じられません。

 友情とか心とかボーイミーツガール的な要素もありますが、すべてファンタジー物語を動かすための要素でしかありません。

 ですので、さすが京アニオリジナル。ほぼ深さがないです。テーマ性、人間ドラマ、文学性のどれをとってもほぼゼロです。キャラ極振りのファンタジー物語です。感動といわれても、めでたしめでたし的なカタルシスしかありません。

「萌え」という言葉が広がった時代です。キャラ萌えを最重要なファクターとして、キャラを動かすために世界系っぽいラノベファンタジー的舞台を作ったという感じすらあります。
 何がいいたいかというと脚本は圧倒的に弱いです。キャラの活躍を見ると言う意味で、アニメ作品としては意味があるかなあという感じでした。

 京アニ作品は、この後作品のレベルがどんどん進化してゆきますが、結局はテーマや思想度外視で、キャラに萌えられればいい、面白いか泣ければいい、になって行きますので、原点と言う意味では納得感はあります。
 京アニのミニスカ短すぎる問題はここからもう見られましたね。つまり、萌えキャラありきという事でしょう。

 そして、キャラデザが1~3と4~6話、7~9話で全然違います。キャラの同一性が保てないレベルで違います。作画の水準も4~6話が最高で、7~9話はかなり残念です。
 背景美術もすごいところはすごいのですが、日常と異世界のニュアンスの差で見づらい事。
 あの京アニでもこんな時代があったんだ、というレベルの安定感の無さで、残念作画の混入が多かったです。

 ということで、総評です。ストーリー…物語はキャラを動かすためのものでしかなく、因果関係と盛り上がり、結論、友情っぽいなにか、死別的ななにか、悪役がいればいいというレベルで物語性は低いです。当然、テーマ・思想・文学性は感じられません。
 キャラはまあ、少女ヒロインとしてよく動いていましたが、動いていただけです。「がんばり」に萌えられれば良いのでしょう。
 具体性のないレビューになりましたが、考察するための深さがないのでこんなものでしょう。

 画面は一部凄いなあ、と思う部分もあります。とくに異世界の戦闘シーンには見るべきところがあります。OPも高水準です。しかし、悪いところが混入するのはいただけません。キャラの同一性は問題外です。

 なんとなく今につながる京アニの思想性が見えたかなあという感じで、歴代の京アニ作品の評価を見直したくなる気分です。

 ところで最後はセーラームーンオマージュ?

 なお、監督さんを初め、スタッフさんの中に例の事件の故人がいらっしゃいます。その点での気持ちはなくはないですが、作品評価とは別にしました。


 

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

守りたいと思う気持ち♪

MUNTOシリーズ。京都アニメーションが自主制作した
「京アニプロジェクト」第1弾ファンタジー作品のTV版。
続編のOVA第2作『MUNTO 時の壁を越えて』の後の作品。
OVAを原点に、2009年にテレビアニメ版が放送された。
のちに続編『天上人とアクト人最後の戦い』が公開。

OVA「MUNTO」2作品に新作カットを加えたディレクターズ
カット版として放映された。全9話。
音楽は全て本作オリジナルで、声優もほぼ全員変更。

OVAの映像をそのまま流用している部分がありますが
元々雨上がりの水溜りに反射する背景等綺麗だった♪

音楽は雰囲気を向上させて自然に入れ替えられてる?
OP/EDも結構いい感じで好きです♪

ムントの小野大輔さんへの変更も普通に良かった。
若本規夫も良い味出してますね♪
バランスというか・・ヒロイン劣化した気が・声優の
起用って個々のキャラ毎に上手くあてても・・全体の
バランスで欠点になってしまう人ができたり・・特に
メインヒロインだし・・追加カットもあるので、より
いっそう目立ってしまう・・

キャラデザや個性等のイメージは声優の演技で大きく
変わってしまうなと実感。例えば苦手だったムント等
変更ないのに良く見えるし・・。

それでもできれば新作として作り直して欲しかった・・
まぁエンドレス8を思えば全然マシな予算稼ぎだけどw
「天上人とアクト人最後の戦い」に活かされたのかな?
それとも宣伝効果的なモノ程度だったのか・・
映画も新作カットを追加したディレクターズカット版。

OVA1作目が3話迄、OVA2作目が6話まで。つまり3話以降
はキャラデザも作画もキャラも成長(向上)している♪

新作カットは主にキャラの掘り下げや派手なバトル等
印象深くするための描写が多い様に感じた。
一気にSF色の強い描写が増える戦闘シーンの多いパート。
そこそこ良い感じで迫力のあるシーンや新キャラが・・
OVA2では二人が抱き合って終わるが・・此方は良い感じ
で追加シーンの補填が有る♪キャラデザは一気に京アニ。
あ・・もともと京アニだけどw

7話以降は新作で・・劇場版の序盤としての部分かな・・
派手な描写や穏やかな描写にコミカルな要素も多数含み、
緩急が大きく盛り上がっていく。

9話・・良い最終回だ・・まぁメッセージは理解できる。
1作目のOVAからずっと基本は一緒だ。

って・・この後映画有るんだけど・・

えぇ~・・天上人とアクト人の最終決戦・・

ん~・・視るのが怖いなぁ~・・

リュエリが語ってるんで凡そ予想ついてしまうから・・

此処で終わっても十分綺麗だなと思うのだけど♪
如何にも京アニっぽいキャラデザや作風になって・・
一般受けはしそうだけど・・内容的にはキャデザ・・
服飾とか・・媚び過ぎた感じになったような・・


日高ユメミ 相沢舞
ムント     小野大輔
小野イチコ 堀川千華
今村スズメ 今野宏美
高森カズヤ 高橋伸也
戸部タカシ 水原薫
日高シゲル 平松広和
日高ノゾミ 井上喜久子
日高チカラ 内田彩
ガス     稲田徹
グンタール 若本規夫
グリドリ 白石稔
リュエリ 田中涼子
トーチェ 松元恵
イリータ 土谷麻貴
ライカ     斎藤楓子
ルイ     遠藤広之
長老     城山堅

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4
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